恋のから騒ぎ，終了
というニュース見出しがPCの端に出ていて
一瞬きょとん．
あ，テレビ番組のね，と笑ってしまいました．
女の人が，自分本位に意見を投げて，
それが何故か罪のない形で纏まる
あの番組そんなに嫌いじゃあなかったな．
ま，何事にも終わりはあるものですからね．
因みに私のグーグルデスクトップメモにはずっと
We have, in fact, ended our romantic relationship
という但し書きが残っています．
誰の発言だったっけこれ？？
現在，博論をまとめています．
学生生活，九年間の纏めか，と遠くを思ったのは前半だけで
何事もそうですが，
追われるように，半ば諦めたように，日々は進んでいきます．
ちょぼちょぼと博論の体裁を整えたのが月曜日
教授のご意見を待っていたのが火曜日（結局頂けなかったですが）
審査員にお配りしたのが水曜日．
それから中間発表の時分の薄ら寒い資料を引っ張り出して
色々と消しては，また色々と消して資料を作っている
そんな日々です．
卒論生の頃
目だった先生や先輩の書いた卒論，修論，博論を読んで
図書室の地下でずっと先のことを思った
それから暫くして，世の中には
案外どうでもいい論文が沢山転がっていることにも気づいたけれど
それでも，あの頃めくったきら星学位論文たちのページは
信じられないほど重たかったのを，まだ覚えています．
やる気のない卒論生
向上心の無いスタッフ
事なかれ主義のミーティング
そういうのを見ていると
あのページの重たさを思い出しますが
それは同時に，自分の博論が，優れた卒論よりも
遥か下方にへばりついている事に他ならず
大事に取っている，諸先輩がたの名前のマグネットを眺めながら
結局は遠くを思います．
研究所にて
緑と赤の区別のつかない人の話をしていて
あの人たちにとって，世界(例えばお化粧したお姉さん)は
果たしてどの様に見えているのでしょうかね？と，ふと口にしたら
君はそれでも知覚の学者かと
恫喝されました．
そうですよね
被験者間比較をするなんて言語道断
あのきら星たちが何を見ていたのかなんて，私には見えませんし
議論の進めようがありません．
検討可能なのは被験者内だけ，自分の一歩一歩だけです．
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