R.E.D.
Retired extremely dangerous という映画でブルースウィリスが
「俺はこんなとこで戦ってないで
彼女とビーチでマルガリータを飲みたいんだ!」
と、叫ぶシーンがあります。
極限状態での心の叫び
これだ!と、思いました。
私に欠けているのはこの感覚だと。
人生を楽しむって、何か特別なことをするのではなくて
ふつうの事を逐一楽しむことの積み重ねな気がします。
あのひとのブログがなんだか素敵なのは
彼女は写真が上手だから、ではなくて
日々の美しい一瞬を切り取るセンスに長けているから
なんだと思い始めました。わかっていてもむずかしい
むかし、高校の同級生と四国に行きました。
四国は素晴らしく豊かな自然が広がっていました。
そしてそれを両手を広げて受け止める彼女ら。
手ぬぐいを首に巻いて畑を何時間も歩いたし
はだしでジャブジャブ海にも入った
浜辺で寝転がってずーっと星を眺めたり
電車の窓ガラス越しに降り注ぐ夕日に肌を焼いたりした。
肌も髪も潮々で、
あとのこと、色々しんぱいにもなったけれど
とても楽しかったです。
それから一年経って
こんどは中学のときの同級生と四国へ行きました。
現れた彼女たちは完全防備
帽子に手袋、スカーフ日傘、サングラス。
山道は車で登り、川でも傘をさしていて。
観光バスで、景色の楽しめる窓際の席についた彼女が
サッとカーテンを引いたとき
私はブルースの言葉を思い出しました。
確かに確かに、彼女たちは非常に建設的で思慮深く、
準備が良く賢明でもある。
でもマルガリータ飲みたいな私は。
そんなわけで、マルガリータはわたしの中で
ライフの象徴です。
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