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憧れの

大学院修士1年、最初に行った国際会議で
私はテンパっていました。

楽しいけれど、雲を掴むような話をしながら送る毎日に
少なからず混乱し
自分のようなぽっと出が息巻いているような学界に
早くも不条理や閉塞感を感じていた頃。
それでも何かが諦めきれず、
とるに足らないネタだと解っていてもなお
どうしても国際会議に出したくて、
予稿を無理矢理仕上げようとして熱だして
不完全なまま投稿して奇跡で通過して。

ここで何も見つけられなかったら
それまでやなぁ、と
学会会場までの寒空を、とぼとぼ歩きながら
ぼんやり考えていました。
あの日何を着ていたのかさえ、今でも覚えています。

そこで会ったのが北田さんでした。
当事、超有名人のレダーマンの所で
既にポスドクをしていた北田さん
天性のふんわり感性や経験上のノウハウではなく
彼のコメントは確かな知識基盤に支えられており
今のボスが言うところの、
煉瓦を一つ一つ積み上げていうような心洗われる学問
京大仲間の菊植さんとのコンビが、本当に羨ましかった
そんなスター的な存在でした。
あの学会で、
石井裕先生とともに私に大きな影響を落とした人です。
あれから度々、お二人にはお会いする機会があり
益々のご活躍ぶりに目を奪われていました。

そして昨日、ついに
研究打ち合わせ・予備実験に伺った先に
北田さんがいらしたのです。
やっと、
こういう人たちと話をしながら仕事をする可能性が見えてきた。
まだスタートラインが見えたくらいですが
やっとここまで、と感無量でした。
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マルガリータライフ

R.E.D.
Retired extremely dangerous という映画でブルースウィリスが
「俺はこんなとこで戦ってないで
彼女とビーチでマルガリータを飲みたいんだ!」
と、叫ぶシーンがあります。
極限状態での心の叫び
これだ!と、思いました。
私に欠けているのはこの感覚だと。

人生を楽しむって、何か特別なことをするのではなくて
ふつうの事を逐一楽しむことの積み重ねな気がします。
あのひとのブログがなんだか素敵なのは
彼女は写真が上手だから、ではなくて
日々の美しい一瞬を切り取るセンスに長けているから
なんだと思い始めました。わかっていてもむずかしい

むかし、高校の同級生と四国に行きました。
四国は素晴らしく豊かな自然が広がっていました。
そしてそれを両手を広げて受け止める彼女ら。
手ぬぐいを首に巻いて畑を何時間も歩いたし
はだしでジャブジャブ海にも入った
浜辺で寝転がってずーっと星を眺めたり
電車の窓ガラス越しに降り注ぐ夕日に肌を焼いたりした。
肌も髪も潮々で、
あとのこと、色々しんぱいにもなったけれど
とても楽しかったです。

それから一年経って
こんどは中学のときの同級生と四国へ行きました。
現れた彼女たちは完全防備
帽子に手袋、スカーフ日傘、サングラス。
山道は車で登り、川でも傘をさしていて。
観光バスで、景色の楽しめる窓際の席についた彼女が
サッとカーテンを引いたとき
私はブルースの言葉を思い出しました。

確かに確かに、彼女たちは非常に建設的で思慮深く、
準備が良く賢明でもある。
でもマルガリータ飲みたいな私は。

そんなわけで、マルガリータはわたしの中で
ライフの象徴です。

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マイ ダルタニアン

ていうか三銃士って、四人の物語りでは??と常々疑問で。
と思いきや五人チームで戦っていて大層驚きました。


今日は職場でできたお友だちと初めて休日に会いました!
4年目にして訪れた奇跡。

寡黙な職場環境ですが
私が時折廊下で彼女と話していたところ
先輩から「二人で映画行ったって本当?」と聞かれ
いや行ってないし、、、
ということで、現実の帳尻を合わせるために。
先輩グッジョブでした。

もともと映画トークすることが多かったんです。
二人とも暇人なのか
TSUTAYAがお安いからなのか
週5で映画みたりしてたので。
でもあんまり拘りはなくて、時間の都合で三銃士に。
視覚研究者の彼女から
3Dは酔うから却下と言われ
まぁ、そんなもんか。と思いました。

まぁ三銃士はあれですね
ミラが可愛かった。バイオハザードなのに。
かわいいは作れる、って本当なんですね。
あと、ダルタニアン役はあの子
パーシージャクソンとオリンポスの神々の子でした。
何て言うか
売れるといいね。眉毛がかわいらしい子です。

映画ののちに
彼女の住んでいる地域に有名なケーキ屋さんがあるので
そこに道案内してもらうことに。
「一緒にケーキ食べますか?」と聞いたら
「そんなに一日に沢山のことは出来ない」とのことで
購入してさくっと帰宅。

こういう気の置けない関係は久しぶりで
何だかのんびりした一日でした。


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共闘

同期が卒業しまして
無事に近々就職するそうな
なかなか稀有な例なので
嬉しくなってしまいます。

彼はいわゆる紙ペン系で
さんざ「基礎って何が楽しいの?」と
周りから異端視されていたわたしにでさえも
「いや実験系は羨ましいよ」とつぶやいてみたり
色々大変なんだなぁと
当時から思っていました
そんな奴がパーマネントに就職。
ほんとよかった。

以降,興味があれば.

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Log

自分は30に少し届かないくらいの歳なので 結婚も出産も一旦ブームが去った感がありますが 昨晩,後輩の結婚式に参加してきました. しかしながら年齢というものがLogで効いてくるというのは ほんとうに本当です. 小学生から中学生,高校生になった時も感じましたが 今なお改めて驚かされます.客体化された過去は常に若い. こういった 教科書で読んでも人から聞いても実感が持てず 時間をかけて自らの経験から学ぶしか無い事柄や感覚を どうにかして上手く,効率よく,問題の起きる前に, 伝達・伝授することは出来ないものか. 仮想化によって本物の経験を享受できる未来は まだまだ遠いのでしょうか. 簡単便利で何の役にも立ちやしないツールやゲームに囲まれながら そんなことを思う日々です.

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